<植樹レポート 2005年 春夏秋冬>
乞うご期待と言いながら、もう師走になってしまった。春夏秋冬編、まとめてやっちゃいます。お許しあれ。昨年手探りで始めた植樹も、友人たちからの情報と協力により、今年は少し道が開けた気がする。
[春編]
4月30日(土) 夫と登った思い出の某山に紅葉を2本植えた。母が育てた紅葉の苗木だ。鹿に食べられていないか、心配。
小さなもみじ
5月14日(土) 神戸の森林森林植物園で植樹。Iご夫妻も参加してくれた。ごみの埋立地後に植樹というのが○○市らしい。でも、何年か後に、森になってくれたらうれしい。
森林植物園にて
神戸祭りの暑い日だった。植樹の後で
三宮で飲んだ生ビールがおいしかった
5月22日(日) 兵庫県千種町で植樹。この時も、Iご夫妻も参加してくれた。雨だった。
千種町で植樹
植樹したこの土地は「佐古井の森」と命名された
[夏編]
6月25日(土) 夫のお世話になった某大学と職場の皆さんのご協力のおかげで、ワビスケ椿を祈念植樹した。秋に見にいったら蕾がついていた。2月か3月にピンクの花が咲くらしい。
[秋編]
10月16日(日) 三重県宮川村で植樹。昨年の台風で土砂崩れした地域だ。今までで、最も急斜面での植樹でちょっと足がふるえた。森林組合のおじさんの一言「ここで落ちても誰もほめてくれないよ」が身にしみた。愛知県から一人で参加していた若い女性に「大阪では一家に一台蛸焼き器があるってホント?」と聞かれ、テレビの影響恐るべし。
宮川村で植樹、ちょっとすごい迫力
苗木が鹿に食べられないようにカバー
10月22日(土) 兵庫県ハチ高原で植樹。後で聞けば大雨警報が出ていたとかいないとか・・・。幸いなことに植樹を終えた後一瞬、空が明るくなった。
皆は雨合羽で完全防備
ハチ高原でブナの木を植樹
植樹地から下を見るとハチ高原のスキー場が見える
11月13日(日) 長崎県雲仙普賢の森で植樹。我が家の長女ことHIちゃんが関西から島原の農家に嫁いでいるので、一緒に参加。
雲仙の岩肌が不気味
雲仙普賢の森の植林ボランティアに参加
[冬編]
12月4日(日) 昨年の11月に植樹した、佐賀市の神籠の森での植樹の予定が、雨で中止。実は7月にも下草刈があり出かけたが、雨で雷が出ているということで中止だった。雨天決行が多いけど・・・でも山のことはやはり森林組合の方のほうが専門なわけで・・・山を甘くみてはいけないのかも。とりあえず昨年植えた木を見に行った。大きくなっていた。
元気に根付いているのをみると、うれしい。聞けばこの森での植樹も今年が最後とか・・・参加できたことに運命を感じる。佐賀が第2の故郷になった。
昨年植えたもみじがこんなに大きくなった
こんな看板ができていた、裏に植樹に参加した人達の
名前があった、義母もAS子ちゃんの名前もあった
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<植樹レポート 宮崎だより 2005年3月20日(日)>
前日19日に宮崎入り、南国リゾート地を思わせる青い海と空が迎えてくれた。日向灘を眺めながら温泉に入り、明日の植樹に備えて、光村さんと意気揚々であった。夕方、今回の植樹地であり、光村さんの住む都城市へ移動。都城市は宮崎空港から高速バスで1時間の所にある盆地で、温暖な宮崎の海岸部と違い九州の北海道と言われているらしい。天気予報の「明日は曇り、降水確率20%」に安心して眠りについた。
そして目覚めた朝、私たちを迎えてくれたのは「雨」であった。ちゃらら・・・!!!
降水確率20%だからそのうち止むはず・・・。今回の植樹地・高崎町長尾国有林まで都城市街から車で30分、光村さんの知り合いのKさん(男性)の車で移動。目的地に着いた途端、雨のことなんてどうでもよくなった。なにしろ駐車場の前にそびえるのは「はげ山と急斜面」、しかも受付は山の上だっていうじゃあないの、マジイイ?!
今回は、ひのきと杉を伐採した後の国有林に照葉樹12,000株(ウバメガシ・アラカシ・コジイ)を植樹予定、開会式のあと記念撮影(参加者500人弱をカメラにおさめるのは至難の業?)、鍬を片手に山の上から下へ向かって、いざ植樹開始。はっきり言って急斜面での植樹、全く自信なかった。すべり落ちるんじゃないかしら?、どうやってやるの?光村さん大丈夫?しかも雨降ってるし・・・。2時間後、Kさんの誘導がよかったのか、気が付けば山の裾まで降りて来ていた。やればできるんだ、「これぞ植樹!」を経験できた手ごたえで一杯であった。スタッフの人たちが用意してくれた豚汁が美味しかったこと。
今までの植樹とは違い、家族連れの参加者が多く、植樹を楽しんでいる様子が印象的であり、宮崎の地で着々と10年間積み重ねてきている植樹活動の重みをひしひしと感じた。
後ろの斜面に植樹しました(光村さんと撮影)
「今回、3月19日、20日に大野さんが都城に植樹に来ることになり10年ぶりの再会をよろこびました。植樹の主催者がよく知っている人たちだったので、昨年早い時期に私がさそったのです。年が明けて、ちょっとしたハプニングで足をケガしたときはしまったと思いましたが、当日にはなんとかよくなりました。都会の子ではないのですが、かといって山歩きなどあまりしないので、木を植えるってどうなるんだろうと思いましたが、4000本を 500人で国有林に植えました。大野さんとの二人旅も予定外のことが多く起きて楽しかったですよ。大野さんが喜んで帰ってくれたのが一番うれしかったです。
光村淳子」
どんぐりの森の開会式
伐採した桧の残骸
が残る植樹地
<会員の手作りの株券>
植樹に参加できなくても
株主になれる
Q.宮崎で何故植樹?
A. 光村さんから、「私も前から誘われてるんだけれど、都城で前からやってる『どんぐり株主運動』ってのがあるんだけれど・・・」と電話があったのが、昨年秋だった。早速「ドングリ1000年の森をつくる会」の資料を送ってもらった。一株500円でどんぐりの株主になり、年に一度どんぐりの苗を植えて、都城の水源の大淀川流域の水を守ろうとするこの取り組みには、国内全国はもとより、海外からも株主参加していて、裾野の大きさに驚いている。どんぐりの森1号地の沢筋から昨年水が流れはじめたと聞いて、夫が言っていた「森は水をつくる」を実感し、この会との出会いに感謝している。
● 初代会長の鳥集先生(地元の郷土歴史家)曰く「風土は人をつくる」
〜どんぐりの森づくり計画より
昔の人たちは、山の神様や水神様を祭り自然環境を大事にしてきました。そして、その地域環境の中でその地域特有の生活文化や精神文化が育まれてきました。風土は単なる自然環境だけでなく、地域の社会環境や精神文化を含むものであり、それが人間形成に大きな影響を与えるということではないかと思います。「風土1000年、風景1000年、景観10年」と言う言葉がありますが、風土の重みや重要さを教えてくれています。
今、急速に地域特有の文化が失われ、たくさんの環境問題が起きていますが、これは人間が自然を自由に操ろうと考え始めたことが大きな原因と言われています。
私たちは、「どんぐり株主」のネットワークを拡げ、風土を築く基盤としての緑豊かな自然環境を取り戻すとともに、緑を大事にまもり育てるという地域の共通認識(地域哲学)を築きたいのです。
1人1株主によるどんぐりの森づくりは、1,000年かけて風土を築くという遠大な夢なのです。
[知ってお得な食いしん坊情報]
前回博多で鳥料理を食べているとき、宮崎も鳥やで・・・といわれた。予想通り、都城の地鳥専門店「つる」へ。予約入れておいてよかった・・・気さくな女将が切り盛りする繁盛店である。鳥刺盛り合わせは生姜を薬味に、砂ずりと胸は醤油で、皮・肝・レバーはポン酢で頂く。臭みがなくて、柔らかくて、旨い。博多の鳥刺より肉厚で、胸肉は鶏肉というよりも白身魚の食感である。ネックの串焼きも柔らかくて、ジューシーで美味であった。翌日の植樹がなければ焼酎を飲みたいところ、控えめに生中1杯を光村さんと分け合う可愛いおばさん二人でした。
帰りに空港で食べた「いわしのゴマダレ丼定食」、ぷりぷりのいわしとゴマダレの取り合わせがお初体験でこれまた結構なお味でした。
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<植樹レポート 福岡だより 2005年3月6日(日)>
3月なのに、福岡に雪が降るなんて!?朝起きると、窓の外は雪景色であった。今日の植樹どうなるの???と今回の案内役、我が家の5男ことN君がスタッフに電話すると、「やる」のひと言。今回はN君とN君ママとそして前回佐賀で一緒に植樹したAS子ちゃんも佐賀から参加。皆無言、完全防寒防備で支度を始めるのであった。さすがに義母にはこの悪天候では無理やろうってことで、N君宅で犬のラムちゃんとお留守番。
今回の植樹は博多から車で30分ほどの、玄界灘に面した新宮海岸での植樹。会場に着くと、やはり雪のためか参加者は予定の半分の50名ぐらい。今日の植樹予定はスーパー黒松1000本だから、一人あたり20本かあ・・・気合入れなきゃあ・・・。開会式の間中、降る雪・・・植え方のコツの説明を受けたあと、いざ植樹会場の海岸へ。
ところが、いざ植樹を始めると雪がやみ、雲が切れて青空が現れた。おおっ!珍しくお天気運がいいじゃあないの。幸い雪も融けて、そんなに寒くもなく、チームワークもばっちり、作業もスムーズにはかどり、1時間半で終了できた。前回までと違って、植樹の場所は海岸の砂地なので、穴を掘るのは簡単だけど、50センチほどのスーパー黒松の苗の根っこの周りに入れる赤土をバケツで運ぶのがもっとも手がかかった。でも、今までで最もたくさん植樹でき、終わってみれば充実感で一杯であった。玄界灘の風で砂が巻き上げられて、苗が埋もれないように、木の柵が設けられているのだけれど、しっかり根付いてくれることを祈るばかりである。
<白砂青松の新宮海岸>
右手後方が植樹した場所
新宮海岸で植樹完了
Q.福岡で何故植樹?
A.今回の植樹は玄界灘に面した新宮町で活動する「筑前新宮に白砂青松を取り戻す会」の主催によるものである。平成10年に設立され、新宮海岸では「楯の松原デー」の植樹会も今年で7年目になるらしい。会の説明書によると、事業内容は次の通りである。
『新宮町には江戸時代より、筑前八松原のひとつに数えられ「楯の松原」と呼ばれた、風向明媚な新宮海岸があります。しかし、松くい虫の被害等によりこの貴重な自然環境が破壊されつつあります。そこでわたしたち「筑前新宮に白砂青松を取り戻す会」では、先人から受け継いだこの松原を次世代に伝えるために整備保全に努めながら、この活動を通じて青少年の健全育成と新たなコミュニケーションの構築を目指しております。』
関西の大学を卒業後、家族とともに福岡に移り住み、以前からこの会で活動していたN君の紹介で、今回の植樹に参加させてもらった。会では、植樹の合間に下草刈りや間伐などを定期的に行っているとのことで、周辺の松林はとてもきれいに手入れがされていたのが印象的だ。会では他にも、NPO法人じゃがいも村を設立し、地球温暖化防止のための森づくりと水源の森づくりを目指し広葉樹を植樹し、里山保全の活動をしている。近くだったら、活動に参加したいところである。
[知ってお得な食いしん坊情報]
N君曰く、この季節は白魚が旬だそうだが予算の関係で、博多名物の鳥料理に。案内してもらったのは、博多正威流「鳥善」。すべて朝引きの新鮮な鳥を使用しているとのことで、鳥刺の美味しいこと。ナンコツの唐揚げも、居酒屋の唐揚げしか知らないわたしには、ええっ!ナンコツってこんなに柔らかいの?と驚くばかり。鳥の水炊きは、なかなかの絶品である。関西の水炊きとはちょっと違う。材料は、鶏肉・つくね・キャベツ・たまねぎ・しいたけ・菊菜。材料を入れる前に、まず鳥だし(スープ)だけ葱と塩だけで頂き、そのあとで材料を入れて賞味、最後に雑炊でしめるというのが、博多の水炊きらしい。鳥の旨味とキャベツとたまねぎの甘味が出た雑炊は美味であった。薬味の柚子こしょうにもはまってしまった私であった(お刺身につけると最高だよう)。
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<植樹レポート 佐賀だより 2004年11月21日(日)>
兵庫県北部で予定していた植樹地が、台風の被害で土砂崩れをおこし中止になりました。今年の植樹も加賀海岸で最後かなとあきらめかけていた時、佐賀にいる我が家の娘の一人AS子ちゃんから、植樹会があるとの連絡を受け、急遽、義母と佐賀に行ってきました。佐賀は飛行機で行くと近いですねえ(行きは1時間20分、帰りは追い風で1時間、空港から市内までも車で20分だし)。尼崎では見ることができない、ぬけるような青空の植樹日和の21日、9時に現地集合。今回は、佐賀市有林の神籠(こうご)の森での植樹。と言っても、今までとは違い山の斜面での植樹です。
今回植えたのは、山桜・山紅葉・クヌギなどで、70人の参加者で250本を植樹。苗の高さが1m50cm程あり、株が大きく、鍬で穴をかなり掘る必要があります。植えた後は、倒れないように添え木もします。鍬を持つのはもちろん初めて、市の職員さんに手伝ってもらいながら、何とかAS子ちゃんと協同で6本植えることができました。でも、大きい苗だけに充実感も大きい。さすがにカメラを持つ手が振るえ困りましたが。
義母は、熊本から参加したという松葉杖をついたおじいさんや職員さんの子供たちと親しくなり、楽しんでました。4年前に植えたという山紅葉がきれいに紅葉してました。名札をつけ、7月に又成長ぶりを見に来ることを約束してお別れしました。
神籠の森にて
山の斜面の上まで植樹
山紅葉の苗はこんなに大きい
Q.佐賀で何故植樹?
A.佐賀市では、市有林を「神籠(こうご)の森」と名付け、平成12年から「緑の基金」を活用して、市民ボランテイアによる森づくりを行っているらしい。年二回(7月と11月)の植樹と下草刈りも市民ボランテイアが実施。今回、AS子ちゃんが、市役所の緑の課で働いているご縁で、植樹を知ることができました。緑の課の皆さんは、本当にいい人ばかりで、県外から参加した私たちにも植樹の機会を与えて下さり感謝しています。
[知ってお得な食いしん坊情報]
今回は、グルメ情報をリサーチせずに、お出かけ。後で聞けば、最近唐津の海は汚れていて魚はあまり取れないとのこと、有明の海の幸は夏が旬だとか・・・。そんな中で、ご馳走になったのが「竹崎蟹」。塩茹でを頂きましたが、身がしっかりして、食べやすくて、甘くて、実に美味しい。帰ってからネットで調べたら、有明海で採れる最高の美味・最後のグルメと出ていて、納得。「シオマネキ蟹の真がに漬」は、いわゆる蟹味噌のピリ辛味でステイック野菜につけて食べたら美味しそう。
関西で蟹といえば、ズワイ(松葉・越前)蟹・タラバ蟹・毛蟹と北の蟹が一般的ですが、九州の蟹を初体験することができました。他に、ウミタケ・クチゾコ・ムツゴロウ・ワラスボと聞いたことがない海の幸があるようですが、次回夏のお楽しみとします。
[知ってお得なおすすめスポット]
いつも観光なしの植樹オンリーだけど、今回は地元のAS子ちゃんの案内で、有明海の干潟とシチメンソウ(成長の過程で七面鳥のように色変わりするので、この名があるとのこと)の群生地を見に東与賀海岸へ。有明海の干潟は、世界最大の干潟の差を誇るとパンフレットに書いてあるだけあって、どこまでも広がり、干潟の向こうには海苔の養殖場が広がり、さらに向こうには長崎の島原半島が見えるという、実にダイナミックな空間です。シチメンソウは見ごろの時期が過ぎていてちょっぴり残念。で、何がおすすめかというと、ムツゴロウなんです。ムツゴロウといえば、私はニュースで聞く諫早湾の干拓問題でムツゴロウの絶滅の危機・・・しか知識はなかったのですが、有明海の干潟であんなにムツゴロウをたくさん見ることができて感激しました。ぴょんぴょんと飛んだり、ちちっと干潟の上を這う姿は見ていて面白く、いつまでも飽きることがありません。あまりに見とれすぎて、もう少しで帰りの飛行機(最終便)に乗り遅れるところでした。佐賀に行ったら、是非ムツゴロウに会いに行ってください。
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<植樹レポート 加賀海岸だより 2004年10月30日(土)>
加賀海岸で植樹
しっかり根付いておくれ(加賀海岸にて)
植樹二発目、10月30日に、石川県の加賀海岸で植樹してきました。今回は、おばあちゃんと我が家の次男ことO君、三女ことN子ちゃんとパートナーのAちゃん5名です。直前まで雨が降ってたけれど、植樹の間は雨が止んで恵まれていました。今回もイオン環境財団の応募に申し込んでの参加でしたが、加賀市・林野庁・石川森林管理署が5年前からやってた「ふるさとの木によるふるさとの森づくり」の活動に、今年からイオン環境財団が協力することになったようです。今回も、イオンの岡田会長は来ていましたが、何故か石川県出身の森元総理が挨拶に来ていて、知床と違い、お役所の匂いがぷんぷんしてました。でも、参加者は1000人は越えてたでしょう、きっと。10000本の苗木を一人10本植えて欲しいといってましたから・・・開会式で説明があるのだけれど、人数が多く雨も降っていて、聞こえないのです。今回の植樹の苗は、3000万本の木を植えた男の物語で有名な植物学者宮脇昭氏の指導による、タブの木・しいの木・樫の木など8種類。泥んこになりながら、楽しい植樹でした。来年まで、名札ついてるかなあ。
Q.加賀海岸で何故植樹?
A.財団法人イオン環境財団ホームページより
加賀海岸は、国定公園に指定された自然海岸であり、藩政時代から砂丘地にクロマツを植えた先人の偉業のより素晴らしい「加賀自然休養林」や常緑広葉樹自然林の「鹿島の森」があります。しかしながら、このような豊かな緑も松くい虫による被害が拡大し、国定公園内で「緑」が失われています。加賀市では、平成11年度より、市内の小学生にふるさとの木の種子を拾ってもらい、現在12種類焼く10万本の苗を育てています。失われた「緑」を回復し、土地本来の森づくりのため、ふるさとの木の種子から育てた苗による、「ふるさとの木によるふるさとの森づくり植樹祭」を計画。この計画に、今年からイオン環境財団も協力することになったようです。
[知ってお得な食いしん坊情報]
加賀といえば、この時期甘えびを食べて帰ろうということで、今回は人数も多いし、前もってネットで調べて大聖寺にある市場直送の店へ直行。でも、お昼は定食しかやってないということで、あえなく退席。タクシーの運ちゃんが少し高いけどと、お勧めの加賀料理「ばん亭」へ。メニュー表に値段が出ていない、大丈夫?と思いつつ、やさしそうな女将(?)に安心して、地物おつくり盛り合わせ・秋刀魚の肝焼き・白魚のかき揚げ・白子の揚げ出しと生中を注文。旨い!!!!!(5人分の声)値段を気にしながら、冷酒組は市販していないというお勧めのお酒まで飲んで、雨にぬれた植樹の疲れを癒す・・・お勘定を聞いて思わず、安い!リーズナブル価格で美味しいものを堪能しました。加賀温泉に行く時は、立ち寄りお勧めNO.1です。
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<植樹レポート 知床だより 2004年10月10日(日)>
知床で植樹する義母
知床の野生の鹿
台風の追随を振りきって、不安をかかえながら、9日から2泊3日で知床に植樹に行ってきました。イオン環境財団の主催によるもので、岡田会長夫妻やゲストでジミー大西氏(イオンのクリスマス用包装紙のデザインをしているらしい)も来ていてびっくり。
5年計画の3年目に当たるそうで、100人強の参加者で800本の苗木を植えました。スコップで穴を掘るのが思いのほか大変で、笹の根がおもいっきり張ってるし、場所によっては石もごろごろ出てくる土地でちょっとまいりました。何とかおばあちゃん(夫の母・80歳)との協働作業で7本植えました。植樹した苗は、ハルニレ・オヒョウ・エゾヤマザクラ・ミヤマザクラ・キハダ・アズキナシ・シウリザクラ・ミズナラ・イタヤカエデの9種類の落葉樹。夫との約束の植樹第一号を思い出の地にできたということで自己満足しています。今まで、北海道に何回か行きましたが、初めて野生の鹿も見ました。可愛い。でもこの野生の鹿が新芽を食べてしまうそうで、植樹地に囲いをしていましたが、何とか無事に根付いて大きく育ってくれたられたいいのにね、とおばあちゃんと話しながら帰ってきました。来年も参加するぞ〜。
[知ってお得な食いしん坊情報]
食いしん坊のわたしは、ご当地しか食べれないものを必ず食べて帰ることに一応こだわっています。でも、今回は、義母と二人で、フットワークも悪いし、旅行じゃないし、とあきらめていましたが、最後にありました。帰りの女満別空港で食べた「新物しょうゆ漬けいくら盛り放題どんぶり」は絶品でした。盛り放題っていっても、空港だしね、大したことないやろ・・・と思っていた。ところが!!目の前でいくらをどんぶりご飯の上に入れ続ける店員、ストップかけるまで盛り続けるのにはびっくり。しかもストップ言ってからもスプーン3杯も入れてくれた。もちろんご飯は見えない。これはこれは美味しかった。女満別に行かれる方は、是非ご賞味あれ。
Q.なぜ知床に植樹?
A.夫の遺志が「できるだけたくさん植樹してほしい」ということだったのです。でも、どうしたら植樹に参加できるのかわからなくって、ネットで探していたら、最初に見つけたのが知床だったのです。知床は、夫とも旅行したところだし、知床のトラストの事は以前興味を持ったこともあったので、何かの縁だと思い、ちょっと(いえ、かなり)遠かったけれど参加しました。何故、イオン環境財団が知床で植樹しているかというと、それは以下の通り。念のため、わたしはイオンの回し者ではありません。
財団法人イオン環境財団ホームページより
北海道斜里郡斜里町は、1977年、乱開発の危機にさらされていた知床の開拓跡地を買い取り、植樹し緑を回復させることを目標に「しれとこ100平方メートル運動」を全国に呼びかけてきました。賛同した多くの方々の協力により、土地は確保され、これまでに約40万本の植樹を行ってきました。しかし、冬の強風や増えすぎたシカの影響で、うまく木が育たないところが今も残っています。今回の植樹活動は、自然生態系の循環再生までも視野に入れた「原生の森へ復元」する100年以上先を見据えた計画(100平方メートル運動の森・トラスト)の一環として実施されたもので、イオン環境財団は、この運動に賛同し、2002年度から2006年度までの5ヶ年計画で、同運動敷地内で、約5ヘクタールの植樹を行う予定。
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<植樹レポート番外編トトロの森だより2004年10月8日(金)>
トトロの森 一号地
最初、植樹といっても、どうしていいかわからなかったとき、とりあえず、夫が好きだった「トトロの森」をまもる活動を行っている「ととろのふるさと財団」の会員になりました。トトロの森で植樹があれば参加したいと思ったし、何か情報が得られるかと思ったし。進藤さんと雨の降る中、埼玉県所沢市狭山丘陵にあるトトロの森を訪ねました。今回たずねたのは、1号地と3号地。狭山丘陵は、映画「となりのトトロ」の舞台となった場所と言われ、「トトロの森」と呼ばれています。映画に出てくるような里山の風景、さまざまな生き物が生息する自然豊かな自然環境を、都心の開発からまもろうとナショナルトラスト運動が始まったようです。今回たずねた1号地と3号地はとてもよく整備されたきれいな森でした。お天気が良ければもっときれいだろうなと残念でした。ただ、専門的な生息動植物の貴重度合いはわかりませんが、関西では、これくらいの森は一杯あるなあというのが印象でした。そういえば、以前奈良に行った時、トトロに出てきそうな神社がありました。もちろんトトロの大きな看板もありました・・・関西はまだまだ自然の宝庫だと、再認識しました。