平成15年9月27日プラハ支部レポート



   チェコがまだチェコスロバキアだった頃からプラハに憧れ、いつか行ってみ たいなと思っていました。2年半前メール同窓会が始まって、懐かしいクラスメ ートとメールで話ができるようになり、井筒さんと何度もメール交 換するうちに、 私の中でどんどんプラハが近くなってきました。そして、昨年秋のクラス会では、「5月に行くからね!」と約束。私のけがで少し遅れましたが、約束通り会いに行くことができました。

  プラハに着いたのは9月26日(金)夜9時を過ぎていました。機内の小さな窓から見た夜景は素晴らしく、想像していた以上に大きな街でした。 空港からホテルに向かうタクシーから街を見ていると、まだ夜10時すぎなのに、中心街でも人通りがまばらでした。なんて静かなんだろう。想像していた都会の喧騒はありませんでした。

  翌朝、裕子さんは約1時間かけて、ホテルまで迎えに来てくださいました。彼女の電撃的な国際結婚の話は、クラス会の時に聞いて、彼女の大胆さ、勇気、行動力に感動しました。20数年間チェコで生活されて、いろいろご苦労されたでしょうし、言葉の上ではたいへんな努力をされたことでしょ う。彼女はふだんチェコ語、日本語、英語で生活されています。ご主人とはチェコ語で、お子さんとは日本語で、職場では日本語、チェコ語そして英語を少し。関西弁しか話せない私から見るとめちゃくちゃカッコイイ!「私はいくら努力してもチェコ人にはなれない。日本語で自分の気持ちを話すのが一番自然。」という裕子さんの言葉が印象的でした。

  途中で彼女の息子さんも合流。とてもハンサムで、日本語を流暢に話されます。一緒にお昼ご飯を食べようということになり、彼がストランを選んでくれました。私の希望で、チェコの代表的な料理、グラーシュ(シチューのようなもの)とクネドリーキ(蒸しパンみたいですが茹でてあります)を注文。ウーン、辛い!残してしまいました。

  私は息子と一緒に来ていたので、昼食後、若者は若者どうしで別行動。裕子さんと私はモーツァルト記念館へ。裕子さんはガイドの資格を 持っていらっしゃいますので案内していただきました。街の中の移動はトラム(市電)と徒歩。トラムはとても便利なのですが、私にとっては路線がわかりにくく、翌日からはわかりやすい地下鉄を利用しました。

  最近できたショッピングモールの中をサーッと歩いてみました。若い人たちのファッションは、とくに女性の場合、世界中同じような傾向だと感じます。そして私達の話題は娘の服装のこと、息子の大学生活のことなどいろいろ な心配事へ。どこに住んでいても、子どもの心配は同じようなことなんだなあと感じました。

  ずっと歩き続けて、話し続けて、少し疲れたので、カフェに入って休憩。 プラハは寒いだろうと思って冬のジャケットを用意しましたが、とてもいいお天気に恵まれ、日中はTシャツ1枚ですごしました。朝10時過ぎから夕 方6時過ぎまで、まる一日おつきあいくださった裕子さん、いろいろなことを話せて嬉しかったです。また、日本でお会いしましょう。何度か振り返って手をふっ てくれる裕子さん。私も彼女の姿が見えなくなるまで見送りました。

進藤ちとせ



「プラハの街」

旧市街広場にある時計塔に登ると、プラハの街がぐるりと見渡せます。一面の赤い屋根…息をのむほどの美しさです。 遠くにプラハ城の聖ヴィート大聖堂が見えます。

注意: 写真をクリックすると写真のみの画像が見れます。本文に戻る時は、ブラウザの「戻る」ボタンで戻って下さい。




「聖ヴィート大聖堂」 内側、外側
)

プラハ城内の中心にそびえる聖ヴィート大聖堂。中にはチェコを代表する画家、ムハ(ミュシャ)のステンドグラスがあります。大きさ、重々しさに圧倒されます。




「プラハ城とヴルタヴァ川」

悠々と流れるヴルタヴァ川。左岸には翼を広げたようにプラハ城がそびえ、右岸には旧市街が広がります。



「カレル橋から見たヴルタヴァの支流」

奥に小さな水車があります。夕日を浴びて、まるでオレンジ色のフィルターを通して見ているようです。




「カレル橋」

プラハ一番の名所。長さ520m。600年の歴史を刻み、現在なお当時と同じままで使われているそうです。欄干には30体の聖者が並んでいます。橋の両脇には、似顔絵描きやアクセサリーの露店などが並び、観光客でにぎわっています。




「ヴルタヴァ川と遊覧船 」


のんびりとした午後です。




「街の建物」

美しい街並みを維持するために、いろいろ規制があるのでしょうね。ビルの高さが統一され、看板も控えめです。見てください。マクドナルドの看板もこんなに控えめでおしゃれです。




「キオスク」

飲み物や雑誌の他に、花がたくさん並べられていました。店の若い女性は、大きなひまわりを手にしています。花を買っていく人が多いのでしょうか。






「時計塔」

旧市街広場にある旧市庁舎で、塔の上は展望台になっています。 12人の使徒像の天文時計を目当てに観光客が集まります。井筒さんと私は、すぐ前にあるカフェの2階から、からくり人形が動くのを見ました。




「時計塔からの眺め1」

真下を見下ろすと、もうすぐ午後3時なので、からくり時計を見ようと観光客が集まってきています。まわりのカフェはどこも満席です。




「時計塔からの眺め2」

ティーン聖母教会。 プラハは「百塔の都」と呼ばれています。




「時計塔からの眺め3」

右下にあるのはヤン・フス像。宗教改革の先駆者として、歴史上重要な人物だそうです。道路の片側、または両側が駐車場となっていて、車が整然と並んでいます。左側の街路樹のある通りはパジーシュスカー通り。高級ブランド店が並んでいます。




「時計塔からの眺め4」

聖ミクラーシュ教会。教会の中でパイプオルガンや室内楽のコンサートがあります。




「モーツァルト記念館」

モーツァルトがプラハを訪れる度に滞在した別荘、ベルトラムカ荘。現在は記念館としてピアノや楽譜、髪の毛まで展示されています。




「二人で」

モーツァルト記念館の階段を上がったところで 撮りました。裕子さん、一日おつきあいくださってありがとう。 また日本でお会いしましょう。

参考:プラハの地図 http://www.skygate.co.jp/hotel/map/hotel_map/l_prgmap.pdf



戻る






















以下余白
inserted by FC2 system