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第2回!中級ヨットコース! 2005年11月20日




半日の「体験コース」を1回、全日の「初級コース」を3回、一泊二日の淡路島往復クルーズの「中級コース」の1回目をこなし、中級コース2回目で、昼間のスキッパー(艇長)コースの終了である。今回がその2回目。終了後は、自分が船長として、船と乗員の安全確保に努め、計画した航程を予定通りこなしていかなければならない。全ての責任は、船長が負うのである。




9月18日10時18分新西宮ヨットハーバーを出航。スキッパーを任される。勿論、緊張感はあるが「船長」として、周囲の安全確認と艇速に気をつけて、船を進めていく。ティラー(舵)を握る手は満足感で一杯である。艇は29フィート、3トンのクルーザーである。














一人一時間ずつ操舵を代わりながら淡路島を目指す。目的地はサントピアマリーナ。到着予定時刻4時。今回は生徒4人、インストラクターの前川さんをいれて5人の航海である。




全てが順調かと思われた矢先、エンジンから警告音。原因はサーモスタットの故障。準備周到なインストラクターのおかげで40分ほどで交換完了。

淡路の洲本までは帆走では間に合わないのでエンジンを使う機走であるが、風が良かったのでメインセールも張って。機帆走で最高7.7ノットで進む。














午後5時夕暮れ近くの洲本近くのサントピアマリーナに到着。3連休と有ってほかの港からも沢山のヨットやボートが着てるらしく、空いている場所を探す。すぐに見つかった。少々狭いが何とか係留できた。マリーナでの楽しみは、まずは、大浴場で体の汗と潮を洗い流しってさっぱりすること。それからマリーナ近くの和風レストランでの晩飯にありつくことだ。














マリーナには、何億円か何千万円もする超豪華クルーザーが所狭しと置かれている。さてはて、こんなクルーザーの持ち主とは、どんな人たちなんだろうと、疑問がわいてくる。インストラクター曰く「山の好きな人は山登りに金をかける。たまたま海に近ければ、船に金をかけるだけだ。」そうな。言われてみれば、なるほどである。















遠くに関空を望む。海の上は、電話もテレビも無く、ご近所も無く、現実世界と切り離されて、気持ちは「非現実」の境地で最高だ。

それでも大型フェリーに航路を譲ったり、突然の漁師のブイを見つけてあわてて回避したりで急がしさもある。クルーの一人が見つけたのだが、普通の目ではとても見つからないような、小さなブイに艇を周りを囲まれてこわごわ通過したことも有る。












休憩中のクルーたち、中には日焼け止めでお肌のお手入れをしている方も居る。太陽をさえぎるものがないので、まさに「天日焼き」になってしまう。

今回は生徒4人が全員小型船舶一級の所持者。でも、ヨットスクールに通うのは、それだけヨットの魅力が大きいのと、ボートの知識ではとてもヨットを操作できるわけがないからだ。












私の休憩時間にとってもらった写真。陸地はもやがかかり、GPSとチャートが無ければどこに居るのかさっぱり分からない。

帰り道は、まっすぐに戻れば勿論早いが、そこはスクールである。昨晩インストラクタの指示で関空周りのコースを事前に立てていた。












関空連絡橋を通過にかかる。予定時間よりはやく進み、全員安堵。

後は一路西宮へ進路を取る。これで私の巣立ちが始まる。












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