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初めての!クルージング! 2004年12月18日



 まずは、船舶免許養成所の話である。費用は、免許発行料を含めて146,000円。学科は、11月3、4日に第1回講習と試験、5,6日に操船実習と試験。11月13、14日に第2回目の講習と試験。最初のうちは良かったが、土曜、日曜がつぶれて、会社に出社する日々は、だんだんと体を鈍く重くしていったが、何とか持ちこたえた。養成所では年齢比率が30代が半数、残り半数が50代以上と面白い構成であった。18日に養成所に電話を入れて合格を確認。免許書の発行は「国土交通省」で、郵送が到着するのは12月1日の予定である。

マリンレジャーの拠点は、新西宮ヤマハマリーナに拠点を置くつもりである。神戸にも有るのだが、そこは大型艇を持っていない。レンタル会員になるには、入会金10,500円、月額3、150円(要するに年額37,800円)が必要になる。車のように車庫借りたり、車検がどこでもうけれるものではなく、その維持費と舟艇の購入費を考えれば、レンタルがお得なのである。

12月11日待望のレンタルボートクラブの会員カードが届いた。早速インターネットで予約を入れる。見ればシーズオフのためだろうが、休日も含めて予約は一件も入っていない。悪友と打ち合わせて、12月18日に決めた。悪友は『写真』をやっているので、えらく高価なカメラを持ってくるとの話。くれぐれも安全運転をしてくれとの意味だろうか。

だが船長としては、お客さんをエンターテェインしてあげねばならず、そこは難しいところだ。船の『ターン(バンキング)』は、優雅で凄みがあり、ジェットコースターとは違う醍醐味がある。船の資料から収納ボックスの位置を確認して、高価なカメラはそこに保管してもらおう。それと私が用意した非常食と双眼鏡も別の収納ボックスにいれよう。そう、自然は、山でも海でも時として猛威を振るう。決して準備を怠ってはならない。

当日までの待ち遠しい日々は、ひたすら当日のお天気と波が荒れないことを祈るのみである。

12月18日土曜日。夙川で今回同乗する友人をピックアップ。朝9時に新西宮ヨットハーバーに到着。早速カウンターで手続きをする。手続きが終わると、そのまま桟橋へどうぞ、と言われて車で移動する。

桟橋には、若いお兄ちゃんがいて、安全講習なるものを受けることになる。中身は、安全講習ビデオを15分ぐらい見て、ハイ終わり。そのまま桟橋へ案内される。

エンジンをかけてくれたら、「行ってらっしゃ〜い!」である。





綿密に立てたはずの航海計画は、岸を離れて海だけの景色になると、まったくお手上げである。勿論、船にはGPSが付いているのだが、地図と見比べても自分がどこにいるのやらまったく分からない始末。

当初予定の「神戸港波浪観測塔」を目指したが、進路も分からないまま進むのは時間を大きくロスする。ここで、最初の船長判断である。「観測塔」訪問はあきらめ、一路西進することに変更。





コース270度で西進すること約40分ぐらい。遠くのもやの中にうっすらと淡路島が見えてきた。それとともに、巨大な明石大橋もかすかに見えてきた。気持ちはここで一安心。





明石大橋を西に横切って、しばらく進んですぐにユーターン。それより先は、養殖網の大群で、スクリュウでも引っ掛けたら一大事だからである。帰路に入って今度は海岸沿いにゆっくりと東進する。

神戸港に戻ってきて、メリケンパークオリエンタルホテル前まで戻ってきた。写真は中学校以来の友人の「西野」さん。お互いさまだが年取っているのがわかる。





さらに東進を続け、ポートアイランドを結ぶ神戸大橋に到着。ちょっと一息。





わずか3時間のクルージングでは有ったが、それなりにこれでひとり立ちしたんだなぁと思う。勿論、友人がいてくれたからの話で、一人でのクルージングはきわめて危険だろう、とも思う。ヨットハーバーに戻ってレストランで遅めの昼食で体も一息である。






今回は、シーズンオフでもあり、休日でもあったので海はすいており、他船とのわずらわしい航路変更もなく、沖合いを進んだので小型のジェットスキーやウインドーサーファーに煩わされることもなかった。今回の経験を生かして次からの計画を立てようと思う。


ヤマハ製モーターボート SRV-20型 定員6名





西宮マリーナの全景とアクセス
















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