平成15年7月19日溝畑さんを囲む会
ホテル「ヒルトン大阪」の35F レストラン「ウィンドーズ オン ザ ワールド」

6月中頃に溝畑さんからいただいた手紙には嬉しいニュースが書いてありました。 7月初めに帰国され、約1ヶ月日本に滞在されるとのこと。これはじっとしておれません。早速、掲示板やメール、電話で数人に声をかけると「ぜひ、集まりましょう。」ということになりました。溝畑さんとは手紙や電話で連絡をとりながら準備を進めました。会場をどこにするかについては、鈴木君にアドバイスいただきながら、下見もして、ホテル「ヒルトン大阪」の35F レストラン「ウィンドーズ オン ザ ワールド」に決定。当日の参加者は、溝畑貞子さん、石田敏江さん、宮崎美恵子さん、大野いずみさん、達脇真須美さん、奥村信子さん、小泉ゆり子さん、進藤ちとせの8人です。 (進藤)


レストラン前の集合場所で。みんな顔を見たとたんにおしゃべりが始まりました。撮影:進藤


旧ロシア学科の皆さんへ

お久しぶりです。 昨年11月の同窓会を機会にクラスメート間の友好の復活が盛り上り、私も遠くに住んでいてもお世話してくださる方々のおかげで仲間に入れていただいて幸せです。

今年5年ぶりで日本に帰国した際にもお忙しい中、いろいろ家庭の事情があるにもかかわらず、また遠くから出かけて出会っていただいた方々、本当にありがとうございました。

とても楽しい一時を過ごさせていただき、良い思い出になりました。日常日本語を話さないため言葉がすぐ出て来なかったりして、変な日本語で申し訳ありませんでした。でも1か月 日本にいたので、記憶が少し戻ってきたようです。皆さん学生時代の頃から少しも変わらず、明るく朗らかでうれしくなりました。
27年もの長い時の空間も忘れてあたかも昨日のように話ができたのは不思議なくらいでした。全てが、時に押し流されて変化していく現実の中で変わらないものがあると確信できて心が暖かくなるようでした。

私の母も私が子供の頃から同窓会によく出かけていたのを覚えていますが、今 その気持ちが分かるようです。私の田舎の方へご親切にお電話をかけてくださった方、メッセージをくださった方、また私のことを思い出してくださった方々、紙面をお借りしてお礼を申し上げます。

さて、私の日本帰国に際して、気が付いたこと、考えたこと何かメッセージをとご依頼があったので何を書けばよいかしらと思いますが、その一つに若い人達が変わりつつあるように思えます。すぐ気が付いたのは、茶色やブロンドの髪の日本人をたくさん見かけました。黒い髪のはずの日本人なのに、あれっと思って奇妙な感じです。白髪を染めるのはまだ分かるのですが…。

佐義君とも電話でお話ししていたのですが、今頃の若い人達もだんだん自分勝手な人間になってきつつあるように感じられます。私達のご先祖様達もきっとそう思って代々若者を見てきたのでしょうから、もう年をとった私達の年代がそう思うだけのことかもしれません。いわゆる時代遅れということでしょうか。個人の解放、民主主義が進んでいくのは良いことでしょうが、他人の迷惑を忘れた利己主義になると良くありません。でも満更 的はずれな批判でもないかもしれません。世界的な傾向のようにもあります。

こちらデンマークの方でも、もうモラルなんぞは だんだんはやらなくて、あまり感情の無いロボット的なタイプの人間が増えてきているような気配です。
1か月日本に滞在している間に青少年の殺人事件を耳にしたりして驚きました。日本も経済状況の悪化しているせいもあり、人の心も荒んでくるのでしょうか。

でもあまり悲観的にならないように! この世にはたくさん良い事、素晴らしい事もあるはずですから。それにしても日本の人達は、ほとんど年中無休で仕事、仕事と大変ですね。私の弟も土曜日曜と仕事に度々出るので気の毒です。子供達も、好きでも嫌でも勉強、勉強と机にしがみつかなくてはならず、これもまたストレスに苦しんでいるようでかわいそうになってきます。見ているだけでも 私もストレスになりそうです。生存競争がとても厳しいんですね。

私は、母の手料理を楽しみ、やせ細ってきた母の肩もみを少しして、あっという間に1か月が過ぎ、デンマークの田舎の家に帰って来ました。すぐに仕事が始まり、もう2週間経ちました。最初の1週間は太陽が照り夏らしい良い天気でしたが、2週目には急に涼しくなり、風が強くなり雨降りの日もありました。私達の家の庭の芝生もぼうぼうに茂っていたので夫がすぐに刈りました。庭のりんごや梨の木には実が成っています。デンマークでは秋、冬が早くやって来ます。長い暗い冬が来るまでできるだけ太陽を楽しんでおこうと思います。

皆さんも、心の中ではまだまだ若いつもりでも、半世紀生きてきたのですから、健康にくれぐれも気をつけてお暮らしください。

P.S. 仕事のご都合、また旅行で北欧の方へ来られるようでしたら、
    ご連絡ください。お出会いできるかもしれません。    TEL: 97 98 60 50

8月16日 2003年   溝畑貞子



レストラン前で。 撮影:奥村


レストランで。テーブルのお料理を見てください。みんなの食欲すごかった! 


ホテルのロビーで。おなかいっぱい食べた後だったのでカフェにも入らずにロビー
でおしゃべりしました。お茶も飲まずにしゃべり続けたのでみんなのどがカラカラ。




ロシア学科の皆さん

あー楽しかった!お久しぶりです。同窓会も欠席しメールからも長い間遠ざかっていた石田(大西)敏江です。

昨年、単身赴任中に夫が倒れ、東京での入院生活、大阪への転院、その後のリハビリと忙しく月日が経ちました。退院して7ヶ月、通院や家庭でリハビリに励んでいます。夫婦とも楽天家なのか明るく元気に毎日をすごしています。

そんな中、ちとせさん、のっこさんの呼びかけで<溝畑さんを囲む会>に行って来ました。8人のクラスメートが集まり90分でお料理とデザートをたくさん食べなきゃいけないし、話すことは山ほどあるし、後半戦はロビーでと、なかなか充実した時間をすごせた、と思います。同窓会って実に楽しいですね。あの時、あの頃と変わらない笑顔に囲まれ、久しぶりに心の内を聞いてもらって本当に嬉しかったです。写真では「この人は誰かな?」と分からなかった人も、ちゃんと教えてもらい、次回の集まりがまた楽しみです。ありがとうございました。

石田敏江


ロシア学科の皆さんへ

父が入院し、亡くなった頃から、この3年、見舞いや葬儀、母の迎え、後片付け、法事等で新幹線には何度も乗りました。今回はひとりで穏やかで、のんびりとそれでいて「皆さんに会える」というときめきがあって早朝の新幹線の窓から外を眺めながら、時の経過をしみじみと味わっていました。

26年ぶりに会った方々、「皆、変わっていないな。ああ、あの声、あのしゃべり方だ。」というのが第一印象。メール同窓会の予備知識のおかげもあって(といっても手間をかけて郵送していただいたのがほとんどですが…) 恥らう間もなくおしゃべりが始まっていました。大阪育ちの私は、久しぶりに大阪人の乗りで思いきり楽しませていただきました。ちょっと調子に乗りすぎたかなと反省しています。不愉快な思いをした人がいたらごめんね。

昨年、東京でお会いした男性たちは、お酒はすすむものの、お店を出る時、食べ物はかなり残っていました。彼らのスリムさに納得しました。今回女性たちは、バイキングということもあり、限られた時間にもかかわらず席を立って何回かおかわり。でもスリムでないというわけではありませんが…。

昔なじみの気安さとおばさん(ごめん)どうしののりで、話は盛り上がり、アッという間に時は過ぎていきました。皆さんにお会いできて本当によかった。下見をしたり連絡をとったり、何かと心遣いをしてくださった方たちに心から御礼を申し上げます。

大野いずみさん、よく来てくださいましたね。
私の父も生涯で2回大きな病気をしました。その時私は、テレビを見ていてもただ画面が流れていっているだけという感じだったし、食事をしても不思議なことに味がしない、そんな毎日でした。夫と父では意味が違うし、人によっても違いはあると思いますが、祈りの毎日、どうか体調に気をつけてくださいね。言えずにお別れしてしまったので…。

宮崎美恵子


ロシア学科の皆さん

7月19日、溝畑さんを囲む会に家族の協力あって参加できました。溝畑さん、押谷さん、大西さんとは卒業以来の再会。他の人達とも久しぶりです。食事の後、場所を変えて、お茶も飲まずに3時間のトーク。脱水症状になったのは私だけ?

おしゃべりをたっぷり楽しみ、家に帰って、私達のクラスは個性派揃いだったとしみじみ感じています。もっともっと時間が許せば、みんなと話したい気分で、心残りです。また、機会があれば、他の皆さんともお会いできる日を楽しみにしています。

大野いずみ



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