2007年 丸山千枚田を訪ねて




<1> 日本の原風景  


ポスターで見たあの風景が目の前に広がっています。景観の美しさ、大きさに驚きます。























<2> 丸山千枚田  

三重県熊野市紀和町にある棚田。厳しい労働条件や高齢化による担い手不足により一時は550枚まで減少してしまったそうですが、1994年[丸山千枚田条例]を制定し、地元千枚田保存会と町によって1340枚まで腹田を果たしました。























<3> 半年前から楽しみにしていた撮影旅行ですが、あいにくの雨。その上風も強い。でも悪天候に負けず、山の上側の入り口から入って歩きました。
























<4> 撮影途中、強い風のために折りたたみ傘の骨がグニャリと曲がってみじめなかっこうになったり、レインハットが風で飛ばされ、あわてて追いかけたり…。雨と汗で濡れながらの撮影でした。























<5> でも好きなことをしていると、雨風もそれほど苦にはなりません。たまに人が歩いていたり、車が通ると、あっ、シャッターチャンス!とわくわくします。























<6> 一時間くらいすると小降りになりました。ラッキー!























<7> 空も少し明るくなって、棚田の水面が輝いているように見えました。






















<8> 造形の美しさに魅せられてどんどん撮りました。























<9> これらの写真は上から見下ろして撮っているので平面的に写っていますがかなり急な斜面です。























<10> ちょっと一休み。黄花コスモスかな?






















<11> ユキノシタ  子どもの頃からこの花が好きでした。























<12> 観光客用のかわいいトイレ。写真の右上に木のない部分がありますね。そこから棚田全体を見下ろせます。そこで<1>の写真を撮りました。























<13> オーナー制度  

畦道に立てられた木の札には持ち主の名前が書いてあります。昔ながらの農村風景を守っていくためにオーナー制度があって、毎年2月にオーナーを募集しています。オーナーの条件は土を守り自然を愛せる人。農業に情熱を持っている人。農作業に従事できる人。























<14> 毎年5月20日頃にオーナーたちの田植えがあるそうです。





















<15> 山の下から見上げると、緑に覆われてなだらかな丘のように見えます。























<16> ああ、来てよかった!























さて、今回の撮影旅行にはもう一つ大きな楽しみがありました。丸山千枚田へ行くにはどこから入ればいいのか地図を見ていて、新宮に近いことがわかりました。新宮といえば堀切孝弥さん。彼女と連絡をとって計画を練りました。6月2日夕方、新宮駅まで迎えに来てくださった孝弥さんは赤いTシャツに白いパンツ姿で若々しい!

まずは新鮮なお刺身を注文してビールで乾杯! 2002年の同窓会以来です。近況、彼女が勤めている学校のこと、お義母さんの介護をされた時のこと、体調を崩された時のこと、アイルランド一人旅の話、なつかしい学生時代の話も出ました。

堀切さんは学生時代と同じくスリムな体型のままです。その秘密を聞くと、週に一度の水泳を続けていらっしゃるとか。クロールで1kmも泳ぐそうです。毎晩ご主人さまと大好きなお酒を楽しんで、そして早寝早起き…これが元気の秘訣みたいですよ。退職後やってみたいことを聞くと「じっくり時間をかけて好きなお料理をしたい。それとソムリエになろうかしら…。」 いいですねぇ。私はいろいろ食べながら、彼女はいろいろ飲みながら、ゆっくり話をして楽しい夜をすごしました。

翌朝、堀切さんの車で、丸山千枚田まで送っていただきました。新宮から山道を入ること約一時間、昨夜の話の続きをしながらの楽しいドライブでした。かなり強い雨が降っていたので、堀切さんは私ひとりを山の中に置いて帰ることをとても心配して、「ほんとに大丈夫?もし何かあったら遠慮なく電話してね。迎えに来るから…。」 どうもご心配かけました。無事に山を降りてバス停にたどり着くことができてホッ! バスにゆられ、熊野市駅から特急列車で帰路につきました。子どもみたいですが、紀伊半島一周できてうれしかった!孝弥さん、お世話になりました。ありがとう!





「ちとせさん

早速拝見しました。雨の中なのに、とても美しい写真に仕上がっていて驚きま した。やはり腕がものをいうのでしょう。千枚田については、あまり詳しいことはわ かりません。でも、近くにこんな美しい、素朴な風景があることをつくづくうれ しく思います。そう思わせてくれてありがとう!!
私の写真まで載せてくれて、恐縮です。別にそのままでけっこうですよ。すてきなメッセージありがとうございます。最後に、ロシア学科の皆さんへの一言書きます。短くてごめんなさい。

 P26の皆様、お元気ですか? 田舎に暮らす堀切(羽山)です。

仕事の休憩時間に、ホームページ等をいつも楽しみに拝見しています。常連の皆さんは、ほんとにいつもお会いしているような感じです。そんな中、ちとせさんが撮影にこちらへいらっしゃると聞き、お会いするのをとても楽しみにしていました。駅で会ったときも、ついこの間会ったばかりという感覚でした。ちっともお変わりなく、ニコニコと昔からのちとせさんのまま。あまりゆっくりできなかったのですが、平々凡々の日常生活に刺激をいただき、ほんとうに喜んでいます。好きな趣味を心から楽しんでいらっしゃる様子、参考にします。またぜひお会いしたいものです。

 皆さんも、お仕事、親の介護などなど、今本当にお忙しい日々を送っていらっしゃることでしょうね。次回の同窓会でお会いできるのをとても楽しみにしています!! できたら神戸がいいな。どうか、お元気で。    堀切孝弥」



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