平成19年度楠露会懇親会(11月25日)





懇親会のスナップ写真 1





懇親会のスナップ写真 2





平成19年度楠露会によせる言葉
岡本崇男
 26Рのみなさんこんにちは。久しぶりに楠露会に行ってきました。73年入学生の出席者は、達脇さん、鈴木君、進藤さん、撮影担当を買って出た湯浅君、そしてわたしの四人でした。わたしは、前回サボったので、四年ぶりということになります。

何といっても主賓が、73年入学生のチューターであり、個人的にもゼミの先生であり、大学院の指導教官であった松川先生だというので、今回は欠席するわけにはいきませんでした。

先生は、皆さんご存知のように、全体的に気さくな人柄の持ち主です。やはり88歳にもなられると、今回がお目にかかる最後のチャンスかもしれないのです。久保先生のお葬式に同席して松川先生と二言三言交わしたのはついこの間だと思っていたのですが、調べてみたら、あれからもう5年も経っていました。この機会は逃すわけにはいかなかったのです。

ところが、肝心の主賓は現れませんでした。すでに二日前に会長の村井隆之先生に欠席の連絡があったそうです。ご健康に不安があるというのが欠席の理由でした。松川先生は、石橋を叩いても渡らない性格の持ち主でもあるのです。実はわたし自身は5割以上の確率で先生はいらっしゃらないと予想していたのですが、当日の殆どの出席者は心底がっかりされたと思います。ただし、先生がそれなりにお元気であるということは、近所にお住まいの村上光昭先生(わたしたちが学生の頃は大学院生でした)から伺いました。

皆さんは、現役時代の先生が研究室を出るときにどのような行動をとられていたか覚えていらっしゃるでしょうか。先ず、机の上の整理をします。紙屑や煙草の灰と吸殻を処分してから、箒で床を掃きます。ご自分以外の全員を退出させてから、窓の鍵を確認し、照明のスイッチの「入り/切り」動作を数回繰り返して、最終的に照明が消えていることを確認します。そして、最後に部屋に施錠しては開錠する行為を数回繰り返し、さらにドアのノブを何回も廻して確実にドアが閉まっていることを確認し、天窓を除いて照明が消えていることを再度確認してから大学を出るのです。この儀式には、5分以上の時間を要するのですが、わたしの知る限り一度もはしょられたことがありません。先生は極めて慎重な方なのです。

ところで、おもしろいことに気がつきました。出席の返事を出した人の総数43のうち、72年から74年にかけて入学した人が13名、つまり三分の一以上を占めているのです。松川先生は外専、外大通じて35年くらい勤めておられるので、そのうちの3年は一割にもなりません。特にわたしたちとその前後一年の入学者が相対的に多く集まったのは、偶然ではなく、それなりの理由があるような気がします。

おそらく、先生の教師としての技量が一番冴えていたのが72年あたりから80年ぐらいまでだったようです。つまり「脂がのっていた」のです。結局、個々人の好むと好まざるにかかわらず、この時期にロシア学科に入学した人の多くは、「松川チルドレン」になってしまったのかもしれません。 (因みに72年入学生は「久保チルドレン」でもあります。)

(以上)



 11月25日(日曜日)午後2時30分より公立大学法人神戸市外国語大学構内の三木記念会館にて行われました「平成19年度楠露会懇親会」の模様を<速報>でお伝えします。平成19年度楠露会懇親会は、松川秀郎名誉教授の「米寿を祝う会」をかねていたのですが、あいにく先生のご体調が良くないために欠席されて、お会いできなかったのが本当に残念でした。

 今回の「コレスポンデント」は、わたくし、湯浅が生まれて初めてデジカメを使って撮影しましたので、写真のできばえが悪い点は平にご容赦くださるようお願い申し上げます。







 懇親会の司会進行役をして頂いたのは、学26Pの達脇真須美さんです。母校の図書館にお勤めの達脇さんは、楠露会があるたびに総会の受付など色々な労をとって頂いています。司会をなさるのは今回が始めてとの事でしたが、落ち着いて懇親会の進行をして頂きました。事前の準備も含め大変お世話になりました。





学26P 写真 No. 1











学26P 写真 No. 2









神戸市外国語大学構内の「三木記念会館」のロビーにて学26Pの出席者のスナップ。写っているのは、岡本崇雄教授、鈴木達也様、達脇真須美様、進藤ちとせ様、湯浅。みなさん歳はとっていても「心」はアッと言うまに30年前にタイムスリップしてしまいました。フォークソングを歌い、酒を酌み交わした「コンパ」が、とても懐かしく思い出されました。

10代から成人、そして卒業までを共に過ごした仲間は、長い人生の中でもとりわけ懐かしく、そして何ものにも変えがたい大切な「友」です。卒業して、みな違う道を歩んで、家庭を持ち、仕事に励み、時には打ちひしがれた時も有った事でしょう。それ故に無事に「再会」できた「幸せ」が強く感じられました。





学26P 写真 No. 3











学26P 写真 No. 4









懇親会の司会役の達脇さんの紹介で、卒業年度ごとに出席者がスピーチをしました。昨今は「個人情報保護法」の影響もありますので、以下皆様のスピーチならびにご歓談の写真のみでお名前を省略させていただきました。写真掲載順不同などの不行き届きの段は、ご容赦のほどお願い申しあげます。(湯浅)





写真 No. 1











写真 No. 2











写真 No. 3











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写真 No. 6











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 楠露会の懇親会の出席者全員による神戸市外国語大学の校歌斉唱です。楠ヶ丘にあった我々の木造本館の母校は今はなく、学園都市に新設された学舎にも馴染めずにいた方もたくさんおられるたことと思います。母校の校歌を大声で歌った事で、やっと此処が自分の母校なんだと言う気持ちが湧いてきた様な気がしました。

写真 No. 25











写真 No. 26











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 ロシア学科の第1回卒業生でおられる楠露会初代会長の渡辺祥夫名誉会長。ロビーでわたくしが、たばこを吸っていると「オイ、一本くれや」と言って、気さくに話かけて下さいました。まだまだ意気軒昂でいらっしゃるご様子でした。「みなさん、私より先に死ぬなよ!」とのお言葉を頂戴して、とてもありがたく感じました。日々、日蓮宗のお題目を唱えられているためでしょうか、お声にとても張りがありました。

写真 No. 28









 平成19年度楠露会の懇親会の終わりに全員での集合写真です。総勢四十数名が集まりました。懇親会に出席された皆様は、年代を超え、性別を超え、心の中で「肩を抱き合った」のではないでしょうか。

写真 No. 29











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写真 No. 34
















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