今年のクリスマス


今年は、身近なクリスマスの一連の行事を追ってみました。

まずは、クリスマス市の始まりと、広場のクリスマスツリーのイルミネーション開始です。これは、降臨節の日曜日の前日の土曜日に始まります。毎年キリスト教の暦で変わるようですが、今年はちょっと遅く12月3日が降臨節の日曜日なので、2日がクリスマス市の始まりでした。(降臨節とは何かと言われるとちょっと困るのですが・・・)

最初に平和広場を紹介します。

平和広場は、特に観光スポットではないので、観光客は行きませんが、市民で賑わっていました。ノートルダム寺院のような、聖ルドミラ教会の前のツリーを中心に露店が並んでいます。









時計のお店やキャンドルのお店が見えます。



そしてバーツラフ広場。

去年と大して変わりませんね。去年の方が上手く撮れたかしら?去年は鮮やかな青のツリーだったのに対して、今年は紫がかっています。そしてツリーの先に立派な星が加わりました。













次は、聖ミクラーシュの日、12月5日です。

この日は、全国の街中に、聖ミクラーシュや、エンゼル、悪魔のグループが現れる日です。子供たちを見つけると、今年悪いことをしなかったか、お利口だったか聞いて、良い子にお菓子をくれるのです。悪い子には悪魔が迫ってきます。 今年出くわしたのは、ある会社に現れた、こんな聖ミクラーシュと悪魔でした。




ちなみにミクラーシュは日本ではニコラスと訳され、この聖ミクラーシュが、どっちかというとチェコでのサンタクロースという事になるでしょうか。



街の景色もご覧ください。



去年も撮ったナ・プシーコペ通りです。







共産主義時代には考えられなかったショッピングセンターです。





街の中に、なぜかスケートリンクができました。





プラハの100円ショップ?





バーツラフ広場。市を通り過ぎるとこんな具合です。
今年は暖冬で雪がないので、ちょっと寂しいですね。



そしてクリスマス・イブが近づくと、近所にこんな鯉の店が現れました。





水槽から一匹ずつすくっては、まな板に載せて、調理して渡していきます。イブには、伝統的に鯉のフライを食べます。別に皆、好きって訳ではないのですが。



いよいよクリスマス・イブです。

イブの料理の前に、クリスマスのパンとクッキーをご覧ください。パンは店で買う事も多いですが、クッキーはたいてい各家庭で作ります。小さい子供の多い家では沢山の種類を焼きますが、今年はこんなにささやかです。



私の作品は、ほんの一部です。念のため。



では本番の夕食に移り、ある家庭のディナーのセッティングをご紹介します。(私の家ではありません。念のため)





伝統の鯉のフライとポテトサラダです。地味でしょう?その前に鯉のスープもありましたが、省略しました。家庭によって、その前に豪華な前菜を出したり、すごいデザートを用意したりもしますが、今回は地味に終わりました。





夕食が終わるとプレゼントを開きます。ツリーの下に置かれています。今年のツリーは大人向きに、渋く飾られていました。 



これでクリスマスのメインの行事は、すべて終わりです。その後は家庭により、親戚の人たちや親しい友人を呼んだり訪問したり、食べる物もまちまちです。祝祭日は26日まで続きます。



最後に、ハイライトの旧市街広場をご覧ください。今年は写真提供者の協力も加わり、見事なイルミネーションをご紹介できます。

 市で賑わう広場。






 ジンジャーブレッドのお店。




見事にライトアップされた旧市街広場、二重尖塔のティン教会が幻想的です。









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