着いたお店は「SPACE」。柔らかな照明で落ち着いた雰囲気でした。幹事の吉田君は、女性が喜びそうなおしゃれなお店をずいぶん探してくださったようです。値段の交渉もバッチリ。さすが名幹事!いつのまにか、となりのテーブルや奥のテーブルは若い女性ばかりで、吉田君はなんとなく落ち着かない様子。となりのテーブルがよく見える私の席とかわってほしそうな口ぶりでした。はっきりそう言ってくれれば席をかわってあげたのに。お店のスタッフは若くてハンサムな男性ばかりだったと宮崎さんがすばやくチェック。つまり私たちのテーブルだけちょっと浮いていたのかなぁ?まあ、いいではありませんか。楽しくやりましょう! まずワインで乾杯!お料理は上品な盛りつけで量も少しだけ。いろいろ注文して、それをみんなで少しずつ分け合っていただきました。おいしかったです。水菜のサラダの中に焼いたタケノコが入っていて、それがとてもおいしくて、食べながら、話題は吉田君の実家のタケノコ山、マツタケ山に。話は次々と飛んで、「定年退職したら夫婦でプラハに行きたいねん。」「ぼくはブダペストに行きたい…。」愛妻家の二人の言葉から、「蜂須賀君、クラスでツアーを企画してよ。」と話がふくらみました。蜂須賀君は添乗員時代に世界中の国々を回ってこられたそうです。秘境での体験談は歓迎会で聞きましたが、とても興味深いものでした。また村上君も海外出張でいろいろな国々を訪れていらっしゃる様子で、達人二人が連れて行ってくださるのなら安心です。60才か61才に実現しそうですよ。楽しみ! 蜂須賀君が家事にとても協力的だということは前にも聞いたことがありますが、蜂須賀家の日々の生活を吉田君が根掘り葉掘り聞いていました。そんな話などあまりされないような雰囲気の蜂須賀君ですが、意外といろいろ話してくださるんですよ。おもしろかった!村上君は以前、畑で野菜作りをされていたそうです。また、トマトで野菜を煮込む料理「ラタトゥ−ユ」を作るとか、意外な一面を知りました。 途中で吉田君が山本君に電話して、みんな順番に少しずつ話をしました。一昨年12月山本君を囲んでの親睦会の話も出ました。あのあと、みんな体調を崩してたいへんだったって。 そうそう、また血液型の話も出ました。血液型と携帯電話の関係?吉田君と蜂須賀君はA型なのですが、全く違うタイプで、「一緒にしないで!」という話しぶりが愉快でした。 さて、集まれば毎回出てくる話題なのですが、学生時代の試験の時、吉田君が宮崎さんのノートを借りたという話。そのノートを村上君が貸してほしいと頼んでも決して吉田君は貸してくれなかったそうです。いつもその話から当時の思い出話になるのですが、今までは笑い話で終わっていました。今回やっと吉田君の気持ちが宮崎さんにしっかりと伝わったようです。 関西弁の二人のやりとりがおもしろくて、まわりは笑ってばかり。でも吉田君は「ああ、やっとわかってもらってよかった!」と、さわやかな笑顔でした。 歓迎会や送別会という理由で、何度もみなさんに会うことができ、ほんとに楽しい一年でした。卒業後26年ぶりのクラス会では、話していても不思議な感じがありましたが、こうして何度かお会いすると、すっかりうちとけていいですねえ。あっという間に3時間が過ぎてしまいました。「三木に帰っても、年に一度か二度、東京へ遊びにおいでよ!」と温かい言葉をいただきました。それを真に受けてほんとに行くからね。お忙しい平日、貴重な時間を割いて集まってくださってどうもありがとうございました。また、宮崎さんには東京のいろいろなところを案内していただき、本当にありがとうございました。 楽しい思い出がいっぱいできました。 進藤ちとせ